出品者のきもち

 
丹精込めて作った商品に込めた気持ちを聞いてください。

担当者
担当者
大分県大分市
農業
ハヤミ産業
代表 柴田 和己

にらにかける愛情は人一倍。にらは美味しくて健康に良いのに、足が早いため販路が拡大できない。しかも商品にならない規格外が多い。そんな実状を打破しようと、発酵で問題を解決するために取り組んでいる。


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「そこににらがあったから」

始まりは「そこに山があるから。ではなく、にらがあるから」。コンビナートなどへの工業用資材の輸入販売や、天然由来の安心安全な植物活性剤の製造販売をしている柴田さんは、純粋に目の前のにらを売って、多くの人に食べてもらい、地域の雇用を作りたいと考えた。それ以上でも以下でもない、常に考えて「なんかする」のが好きなのだ。

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にらは大分市の名産品なのに…、解決しないといけない大きな課題が

「抜群に美味しくて、疲労回復を助けると言われてて、多くの人に食べて欲しいんだけど。その反面、日持ちせず、多くの規格外は商品にすらならない。作った人の想いも考えるとなんとかしてあげたいから」と、独自の発酵技術でニラを加工品にして、賞味期限の問題を解決しようと考えた。

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古事記や万葉集にも登場。江戸時代には薬のように使われていた

先人の知恵という言葉が現すとおり、現代の成分分析などがない時代からも“体感的に”体に良いと認識されてきた。お肉料理など、スタミナ系の料理に使われるシーンが多く、使われ方としてはそれが一般的。これを加工品にするには…と、試行錯誤の日々が始まった。

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最初は「にら茶」。

烏龍茶が好きな柴田さんは、紅茶や烏龍茶のように発酵を用いてにらの成分を発酵・濃縮して「にら茶」を作った。確かに身体に良さそう…な味。成分が詰まって濃い濃い(笑) 今でも販売しているが「好き嫌いあるからね。ファンとそうでない人の差がすごい(笑)」と本人も語る。サプリ、スープ、害獣が寄ってこない「にげ太郎」など、溢れるアイデアは次々に商品を生み出すが、どれも個性が強い。

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発酵と成分と味とが共鳴を始めた

良いものを作り、良いものを食べてもらえる味付け、そして見た目が上手く動き出した。「ニラ三兄弟ちょいのせセット」「にら佃煮」は、順調に注文が来る商品に育ちつつあり、楽しみが広がっている。柴田さんは何が起こっても新商品の開発への意欲が高い。何気ない会話やちょっとした提案、そのすべてに柔軟に耳を傾ける。だからどんどん色々と考えつくのね。

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地域の雇用もちょっとずつ生まれ…。

今はまだ毎日ではないが、少しずつ雇用も生まれている。地域の名産品を全国や世界に向けて販売し、地域の雇用を作る。柴田さんのビジョンは果てしなく遠くまでを見ている。色々成し遂げるためには、二百歳まで生きないといけないですね。いつまでも精力的な柴田さんの元気の源はにらであることは間違いない。